●『ラブレター』への帰還
●やさしい雨
●僕はまた会いに行く
●雨の季節
●雨に濡れる恋
●運命という名の橋
●彼女の笑顔を紹介します。
●エンドロール

●映画日記'96〜'02


1999年2月13日/ローマ・コルソ通りにて撮影


『ラブレター』への帰還

どうしてこんなに”行定勲”監督作品に”魅かれる”のか、謎が解けた。

『GO』(WOWOW)→『『きょうのできごと』というできごと』(DVD)→『GO』(DVD)→『ロックンロールミシン』(DVD)→『きょうのできごと』(劇場)→『贅沢な骨』(DVD)→『ひまわり』(DVD)

DVDには全て特典として”行定勲”監督の”熱い想い”が刻まれており、”行定組”というキーワードが現れる。そして、”行定組”の原点が、かつて『ラブレター』以降、岩井俊二監督に求め、満たされなかった、あの”ピュアさ”から来ていることがわかるのだ。『世界の中心で、愛をさけぶ』(劇場予告編)、そして『北の零年』(劇場予告編)、さらには幻の処女作『OPEN HOUSE』。まだまだ、行定熱は冷めそうにない。

その後、

『「世界の中心で、愛をさけぶ」〜朔太郎とアキの記憶の扉』(DVD)→『私立探偵 濱マイク 4 行定勲監督「サクラサクヒ」』(DVD)→『世界の中心で、愛をさけぶ』(劇場)→『OPEN HOUSE』(DVD)→『浜崎あゆみ/月に沈む』(DVD)→・・・

まだまだその熱は衰えを知らない...。


やさしい雨

切なくて、ただ切なくて、切なくて
心に響く、ラブストーリー

私の中で、

  • 『黄泉がえり』(竹内結子)
  • 『星に願いを。スペシャル・コレクターズ・エディション』(竹内結子)
  • 大林宣彦監督『ふたり デラックス版』(石田ひかり・中嶋朋子)
  • 「千津子とその妹の物語 −《ふたり》メイキング−」
  • 『恋愛寫眞 Collage of Our Life』(広末涼子)

と巡ってきた切ない愛の物語が、遂に大本命の”切なさ”に到達した...。

  • 『卒業』(内山理名)

その前に観た『恋愛寫眞』も切なさでは負けていなかった。広末涼子の存在感、輝きも素晴らしく、彼女にも、そして、こうした映画を製作する監督、スタッフにも感激していた。

ただ、なんとなく”雨”がほしいなぁ...と感じていた。

The graduation.
The way we were.
and Memories, ...

スクリーンの外も、きっとやさしい雨に包まれます..。


僕はまた会いに行く

I lost your mother after 22 months of marriage.
It was enough to fill a life.

たまらない...観ているうちに感じるこの瞬間が...。

Come back to me is my request.

忘れない...シェイプ・オブ・ユア・ネック

ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン、レニー・ゼルウィガー、ナタリー・ポートマン。

例え一千回はずれたっていいじゃないか、
僕はこの一瞬に出会うために、
また映画に会いに行くんだ。


雨の季節

スクリーンの中で雨の季節が終わるとともに、
スクリーンの外で雨の季節が始まった...。

映画を見ていてこんなに頬を濡らしたことはない。
溢れる涙はとめどなく、首筋にまで伝う。

やっぱり雨が必要なんだ。。
でもあまりにも、この雨は切な過ぎる。。

スクリーン全体がひまわりの花で埋め尽くされた瞬間、
スクリーンの外は大粒の雨となった...。


雨に濡れる恋

傘があるのに、雨に濡れる恋がある。
雨が降っているのに、傘を捨てる恋がある。

切なくて、ただ切なくて、切なくて
心に響く、ラブストーリー

この言葉は、この映画のためにあった...。

涙を拭いてごらん。
また笑顔を見せることができたら、
君を愛する人は君を想っているんだよ。


運命という名の橋

それぞれの想いを込めたカプセルが、
女をより美しくし、男をより強くさせる。

ふたりの想いを込めたカプセルが開くとき、
男はさらに大きな優しさを埋め、
女は溢れる涙の理由(わけ)を知る。

運命は偶然という橋を架けたりはしない。
偶然は運命が架ける橋なんかじゃない。

ふたりの想いが重なり続け、
I believe. 未来を信じ続けるとき、
やがてそこに、
運命という名の橋が架かる...。


彼女の笑顔を紹介します

彼女はときに暴力的で、
あるときはめちゃくちゃバリバリで、
でもとても純粋で、ひたむきで、繊細で…。

彼女には笑顔がよく似合う。
そして泣き笑いも…。

『イルマーレ』『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』…
涙はやがて風になり、
風はまた新しい恋を運ぶ。

そんな彼女の笑顔を紹介します。


エンドロール

いい映画はエンドロールでわかる。
誰も席を立たない。
身を動かすこともない。
まるで劇場全体が固まってしまったかのように、
誰もが、ただただエンドロールの流れを
食い入るように見つめている...

そして、間違いなく、全員が、
キャスト、スタッフ、スポンサー、
全ての関係者達に、
心の中でスタンディングオベーションを贈っている。

そんな映画にまた出遭えた。
だから映画はやめられないし、
映画館なしでは生きていけない。